じぶんまくらの正直レビュー｜測定～購入までの流れと実際の効果

そんな疑問を持ちながら使い始めて数ヶ月が経ちました。

結論からいうと――

睡眠の質が少しずつ変わり始めています。

• 朝の首・肩のこりが減った
• 夜中に目が覚める回数が減った
• 仰向けでも横向けでも姿勢が安定

もちろん良い点ばかりではなくデメリットもあるので、この記事では忖度なしでレビューしていきます。

じぶんまくらとは？特徴を簡単に解説

じぶんまくらは 体型計測データに基づいて高さを1mm単位で調整できるオーダーメイド枕です。

じぶんまくらが市販の枕と違うのは、

「あなたが枕に合わせるのではなく、枕をあなたに合わせる」という点です。

じぶんまくらは「買って終わり」の枕ではありません。

• 使い続けるうちに素材が馴染む
• 寝姿勢の変化に合わせて再調整が必要
• 最初の状態がベストとは限らない

こうした特徴から、じぶんまくらは “自分に合わせて育てていく枕” という感覚に近いです。

手間なくシンプルに使いたい人には向かない一方、
「自分に合う枕を追求したい」「身体の変化に寄り添って調整したい」という人にはぴったりです。

じぶんまくらを数ヶ月使って感じたメリット・デメリット

じぶんまくらを実際に数ヶ月使ってみると、購入前の印象とは違う“リアルな気づき”がいくつかありました。

ここでは、実際の使用感をもとに メリットとデメリットの両面 を正直にまとめています。

○ メリット（良かったこと）

メリットは以下になります。

• 寝姿勢が自然に整う
  自分の頭・首・肩の形に合わせて高さを細かく調整できるため、横向きでも仰向けでも無理のない姿勢が作れます。
  首に負担がかからず、寝返りもスムーズにできるようになります。
  
  
• 朝の首・肩のこりが軽くなる
  正しい寝姿勢が保たれることで、寝ている間の筋肉の緊張がやわらぎ、起きた時の首・肩のこりが大きく減りました。
  「朝から重だるい…」が改善されやすいのは大きなメリットです。
  
  
• 呼吸しやすいので寝つきが早い
  高さが自分に合っていると気道が圧迫されにくく、呼吸がしやすくなります。
  結果としてリラックスしやすくなり、布団に入ってからスッと眠りに落ちやすくなりました。
  
  
• 無料調整で長く使える
  使っていくうちに中材が馴染んだり、体型が変化しても、店舗で何度でも無料で微調整が可能です。
  購入して終わりではなく、常に自分にフィットさせながら長く使えるのが魅力です。
  
  

△ デメリット（気になったところ）

じぶんまくらを実際に使ってみるといくつか気になる点もありました。

購入前に知っておくことで、後悔しない選択ができます。

• 価格が高め（約3万円）
  じぶんまくらはフルオーダーのため、一般的な市販枕（3,000円〜10,000円）と比べると価格帯は高めです。
  特に「まずはお試ししてから買いたい」という人にとっては、ハードルが高いと感じるかもしれません。
  ただ、測定・フィッティング・調整が何度でもできることを考えると、長期間使う前提ならコスパは悪くありません。
  
  
• 枕カバーのサイズが合いにくい
  じぶんまくらは形状が独特なため、市販の枕カバーではフィットしないことが多いです。
  店舗で販売されている専用カバーを選ぶのが確実ですが、デザインの選択肢が限られる点はデメリットといえます。
  「自分好みのカバーを使いたい」という人にはやや不便です。
  
  
• 調整に店舗へ行く必要がある
  使用していくうちに高さが合わなくなることもあり、そのたびに店舗で調整してもらう必要があります。
  近くに店舗がある人は問題ありませんが、遠方に住んでいる場合は手間に感じるかもしれません。
  反対に、定期的にプロに見てもらえる点はメリットでもあります。
  
  

じぶんまくらの測定から購入までの流れを解説

じぶんまくらの測定から購入までの流れを解説します。

購入までのステップ

• 店舗予約
• 店舗来店⇨姿勢測定とカウンセリング
• フィッティング
• 枕完成
• 無料メンテナンス

次から詳しく説明します。

店舗予約＆来店準備

まずは、最寄りの店舗に予約を入れて、来店できる状態を整えましょう。

「じぶんまくら」のオーダーメイド枕は、体型測定・姿勢チェック・フィッティングを通じて作られるため、事前予約があることでスムーズに対応してもらえるからです。  

また、服装や髪型にも配慮したほうが、測定結果に影響せず理想の枕が作りやすくなります。  

予約方法：店舗のお問い合わせフォームまたは電話。

来店時の服装：タートルネックや厚手のフード付きは避け、首が見える服装がおすすめです。 

安心して測定を受けるために「予約＋適切な服装」が最初のステップです。

体型・姿勢の測定＆カウンセリング

来店後は、専門スタッフがあなたの“頭・首・背中・腰”などの体型・姿勢を専用機器で測定し、眠りの悩みをヒアリングします。

枕の高さ・硬さ・中材の選び方は人それぞれ異なります。

「じぶんまくら」では、専用の測定器（例：非接触型「IBMirror」など）や立位測定器を用い、一人ひとりの体型を数値化・可視化して枕設計を行います。  

この測定をもとに、最適な枕設計が始まります。

• 測定器：
  IBMirror（鏡付きカメラで正面・側面・背面を撮影・分析）  
• 測定データ：
  頭の後ろの高さ、首のカーブ、肩の位置、背骨のカーブなど。
• カウンセリング：
  普段の寝姿勢（仰向け・横向き・うつ伏せなど）、肩こり・首こりなどの悩みを伝えます。
  これがフィッティング設計に大きく影響します。

測定とヒアリングを行うことで「あなた専用の枕」が作れます。

フィッティング＆微調整

測定データをもとに枕が作られた後実際に寝てみてフィッティングし、必要な微調整を行います。

測定値だけでは“寝てみた時の感覚”まではわかりません。

実際に枕に頭を預けて寝返りや呼吸のしやすさを確認し、微調整を受けることでより最適な枕が完成します。  

フィッティングの流れ

• 枕に仰向け・横向きともに寝てみて「首が浮いてないか」「肩が圧迫されてないか」「寝返りがしやすいか」をスタッフと確認。
• 中材を変えたり、高さプレートを使って微調整。
• 「この高さでいいですか？」とスタッフが確認してくれる。  

この段階で「持ち帰って使う枕」が決まるので、しっかり体感して納得することが重要です。

枕の完成＆お持ち帰り

フィッティングが終わり「この状態でOK」という合意があれば枕が完成し、その場で持ち帰る・または後日受け取りになります。

店舗によってはその日のうちに受け取れない場合もあるので、事前に確認を。

納得のいく状態で持ち帰ることが、”本当に合う枕”を手に入れるための締めくくりです。

無料メンテナンス＆使い続けるためのポイント

購入後も、定期的にメンテナンスできることが「じぶんまくら」の大きな特徴です。

体型・寝姿勢・使用環境は時間とともに変化します。

枕も“合わなくなる”状況になるため、定期点検・中材交換・高さ調整を実施しましょう。  

• 使用開始から約10日後に初回点検。使用感をスタッフと確認。  
• その後、3ヶ月・6ヶ月・1年後に状態チェック。
• 「首のラインが気になる」「寝返りしづらい」など変化を感じたら店舗で相談。

枕を買って終わりではなく、「ずっと快適に使い続けるための仕組み」を有効活用しましょう。

じぶんまくらと他メーカー2つを比較してみた

じぶんまくらを購入する前に、実際に人気のある他ブランドの枕とも比較してみました。

機能性・寝心地・価格帯が大きく異なるため、「どんな人に向いているか」もはっきり分かれます。

➤ 比較表

項目	じぶんまくら	マニフレックス	ニトリ
タイプ	オーダーメイド	高反発フォーム	既製品
調整	無料調整	不可	少し可能な商品あり
寝心地	個別最適化	フィット	価格なり
価格帯	3万円	2万円	1,000〜5,000円

マニフレックスとの違い

マニフレックスは、イタリア発の“高反発・しっかりめの枕”。寝返りがしやすく、体が沈まない安定した硬さが特徴です。

ただし、高さや硬さを細かく変えることはできず、購入後の調整も不可。
そのため、好みの硬さ・高さが決まっている人には向いていますが、

• 「高さがあと1cm低ければ…」
• 「微妙に合わない気がする」

と思っても、自分好みに寄せることはできません。

対して、じぶんまくらはミリ単位で高さを調整でき、購入後も無料で微調整できるため、
繊細にフィット感を求める人には圧倒的に有利です。

ニトリとの違い

ニトリのナチュラルフィット枕は価格が1,000〜5,000円ととにかく手頃で、まずは枕を試してみたい人には十分魅力的です。

コスパ重視なら間違いなく選択肢に入ります。

ただ、既成品であるためフィット感には限界があり、素材や耐久性も価格相応。数ヶ月〜1年ほどでへたりやすい傾向があります。

一方、じぶんまくらは

• 個別の形状に合わせて調整
• 使うほど体に馴染む
• 無料メンテナンスで長期間使える

という点で、フィット感・継続性では完全に上位互換です。

• ニトリ：価格重視
• じぶんまくら：快適さ・長く使える価値重視

という違いがあります。

じぶんまくらの口コミの傾向を要約

じぶんまくらの良い口コミと悪い口コミを見てみましょう。

◎ 良い口コミ

△ 悪い口コミ

じぶんまくらはこんな人に向いている

数ヶ月じぶんまくらを使ってみて、「この枕は合う人と合わない人がハッキリ分かれる」と感じました。

自分に合っているかどうかの判断材料として、以下を参考にしてみてください。

① 枕を何度も買い替えてきた人

市販枕では高さやフィット感が合わず、何度も買い替えてきた人にとって、じぶんまくらの“測定して作る”枕は大きな改善につながります。

実際、私もこのパターンで、ようやくしっくりくる枕に出会えました。

② 首・肩こりが慢性的にある人

自分の首や頭の形に合わせて作られるため、負担が分散され、起床時の張りが軽減されました。

姿勢に敏感な人ほど効果を実感しやすいです。

③ 定期的なメンテナンスが苦にならない人

定期的なメンテナンスが苦にならない人にもおすすめです。

メンテナンスはじぶんまくらを実店舗に持っていく必要があるので、近くに店舗がある方には特におすすめです。

無料調整を活用してベストな状態が保てるので、「寝具を育てる」感覚が好きな人には向いています。

④ 長く使える枕を探している人

3万円前後と高めですが、中材がしっかりしていて長持ちしやすく、コスパは悪くないと感じています。

「1〜2年で買い替える市販枕とは違う選択」がしたい人に向いています。

じぶんまくらが向いていない人

続いてじぶんまくらが向いていない人は次の通りになります。

① 手軽に買ってそのまま使いたい人

じぶんまくらは調整ありきの枕なので、“買って終わり” を求める人には向きません。

フィッティングやメンテナンスを負担に感じる人には向いていません。

② カバーやデザインにこだわりが強い人

独特の形状・サイズのため、市販カバーが合わない場合があります。

好きなデザインを選びたい人には不便に感じるポイントです。

③ 近くに店舗がない人

調整のたびに店舗へ行く必要があるため、店舗が遠い場合は活用しにくいです。

特に車がない人や、忙しくて時間が取れない人には不向きです。

④ とりあえず安く試したい人

3万円前後という価格は、寝具にこだわりがない人にとっては高いと感じます。

「まずは低価格帯から試したい」という人にはハードルが高めです。

まとめ：じぶんまくらは睡眠の質を上げたい人には価値がある枕

じぶんまくらは“合う人には最高の投資”

じぶんまくらは万人向けではありませんが、
「寝具にこだわりたい」「合う枕に本気で出会いたい」人には大きく刺さる枕 です。

逆に、
「手軽さ」「価格の安さ」を重視する人にはミスマッチ になりがちです。

首・肩のこりや眠りの浅さを感じているなら、一度測定だけでも受けてみる価値は大いにあります。